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FSC認証材

住宅において最も重要なマテリアルの一つである木材、特に外国産材においては、どこで生産され、どのような加工・流通を経て手元に届いたのか、今後ますます問われることになると思います。そうした中で、一つの目安となるのがその材が森林管理認証材かどうかになると思います。

ただ一口に森林管理の認証制度といっても、地域性の強い制度から世界規模で取り組みがされている制度まで色々な認証制度が存在しています。FSC、PEFC、CSA、SFIなどが代表的な制度として挙げられます。日本にも独自のSGECという認証制度があります。

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これだけあると消費者側としてどれを選択すればよいのかよくわからなくなりますが、インターネットとはホントに便利なもので、色々な側面から各認証制度を比較しているサイトが存在します。分かりやすくまとめられているサイトとしてFair Woodジャパン様の評価サイトをご紹介いたします。

Fair Woodジャパン様のサイトへ

立場によって色々な見方があるとは思いますが、他の報告などを含めてもトータル的に判断すると現状はFSCが最も信頼できる認証制度といえるようです。
その理由として、他に比べてFSCは林産業に過度に偏重したものではなく、対象の森林に関連する製材会社、流通会社、地域社会や環境保護団体、人権団体などにも公平で開かれた運営体制を有していることが大きいようです。

■主な認証制度と運営組織

FSC:森林管理評議会(Forest Stewardship Council)
PEFC:Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes
CSA:カナダ規格協会(Canadian Standards Association)の持続可能な森林管理基準(SFM 基準)
SFI:The Sustainable Forestry Initiative
SGEC:緑の循環認証会議(Sustainable Green Ecosystem Council)

■FSCコントロールドウッド 5つの要件
1. 違法に伐採された木材でないこと
2. 伝統的権利や市民権を侵害して伐採された木材でないこと
3. 保護価値の高い森林で、その価値が脅威にさらされている森林から伐採された木材ではないこと
4. 自然林を農地や植林地など森林以外の用途に転換するために伐採された木材ではないこと
5. 遺伝仕組み換え樹木ではないこと

DSC_9471_02.jpg弊社が取り扱う外産材を使用した木製製品においても、FSC認証材の導入を積極的に推進しております。これからも品質はもちろんのこと商品のトレーサビリティにも留意し、お客さまが安心してご使用いただける資材をご提供できるよう努力して参ります。


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